保存場所として昔から噂される「冷蔵庫」。果たしてこれは本当なのか。業界をリードする東亞合成株式会社、コニシ株式会社、セメダイン株式会社の大手メーカー3社も、未開封品や長期保管における冷暗所(冷蔵庫)での保管を推奨している。
代表的な製品であるアロンアルフアを製造する東亞合成によれば、低温環境下ではシアノアクリレートの分子運動が静まり、硬化反応の進行を大幅に遅らせることができるという。しかし、ここには最大の落とし穴が存在する。
冷蔵庫から取り出してすぐにキャップを開けてはいけない。キンキンに冷えたチューブを部屋の温かい空気に晒すと、ノズル付近に一瞬で「結露」が発生する。その結露こそが内部の液体を一気に硬化させる原因になるのだ。冷蔵庫保管を行う際は、必ず室温に戻してから開封するのが鉄則である。