ガン消しの歴史を語る上で外せないのが、1980年代半ばに登場した「ガシャポン戦士」シリーズだ。当時はカプセルトイの黎明期。プラスチック製の組み立て式玩具とは異なり、独特の質感を持つ塩ビ人形は、手のひらサイズのコレクションとして当時の子どもたちの心を掴んだ。
現在、高価格帯で取引される理由の根底には、これら初期作品が製造終了となり「二度と手に入らない絶版品」である点がある。劣化しやすい素材ゆえに、30年以上の歳月を経て美品状態で現存する個体は極めて少ない。需要に対して供給が圧倒的に不足している構造が、価値の上昇に拍車をかけている。