終戦直後の横浜。物資が圧倒的に不足していた時代、竹内化成の前身である「竹内塗料店」は産声を上げました。創業者の祖父母が手押しリアカーに缶塗料を積み込み、舗装もされていない道を歩いたのがすべての始まりです。復興を急ぐ住宅や建物の補修現場へ、汗を流しながら一缶ずつ塗料を届けました。
泥臭い地道な行商は、顧客との強い信頼関係を築く原動力となります。1959年12月には「竹内塗料株式会社」として法人化を達成。高度経済成長期の波に乗り、建築需要の急増とともに事業規模を拡大していきました。1968年10月には、事業領域を単なる塗料販売から合成樹脂や高度化学資材へと広げるべく、「竹内化成株式会社」へと社名を変更します。単なる資材屋にとどまらず、化学の力で建築物の耐久性を高める挑戦が本格化した瞬間でした。