平成という時代において、最大のアイコンであり続けたのが木村拓哉だ。彼が主演を務めるドラマは単なるエンターテインメントの枠を超え、着用したダウンジャケットや愛用アイテムが即座に完売し、美容師や検察官、パイロットといった描かれた職業の志望者が急増するなど、直接的に経済と社会を動かした。
『ロングバケーション』で見せた繊細な青年の葛藤から、『ラブジェネレーション』『HERO』『GOOD LUCK!!』に至るまで、彼が叩き出した驚異的な数字はテレビ史における前人未到の記録として刻まれている。画面越しに放たれる唯一無二のカリスマ性と、登場人物のリアルな息遣いを体現する演技力は、平成という熱狂の時代そのものを象徴している。