ムスカのビジュアルを決定づけている特徴的な濃い色のサングラス(度付きレンズ)。これについても、単なるキャラクターデザインのアクセントに留まらない複数の設定が存在します。
作中や設定資料において、ムスカは極端に視力が弱い(または光に対して過敏な体質である)ことが示唆されています。ラピュタ王家の一族は、地上での長い生活の中で暗所や屋内での古文書研究に没頭してきた影響もあり、強い光に弱い遺伝的特徴を持っていたという考察も根強く存在します。また、劇中で飛行石の放つ強力な光や端末のディスプレイを凝視する機会が多いことから、目を保護するための実用的な装備であったとも推測できます。
物語のクライマックス、シータとパズーが放った滅びの言葉「バルス」による強烈な光を受けた際、ムスカがサングラスを弾き飛ばされ「目が、目がぁ〜!」と叫んで悶絶した演出は、彼の最大の弱点がまさに「目」であったことを象徴する決定的な瞬間でした。