テレビや雑誌のグラビアで見せる完璧なプロポーションからは想像しがたい事実ですが、中村アンさんは高校・大学時代にチアリーディング部に所属しており、当時は体重が約60kg近くまで増えていた時期がありました。激しい練習で下半身を中心に筋肉と脂肪がつき、当時のインタビューや自著『ANNE BALANCE』でも「太ももがパンパンに張り、脚を出すファッションに強いコンプレックスを抱えていた」と率直に告白しています。
芸能界デビュー後、彼女が直面したのは「とにかく細くなければならない」という過酷なプレッシャーでした。単品ダイエットや過度なカロリー制限に手を出し、一時的に体重は落ちたものの、肌のツヤを失い、基礎代謝が落ちてリバウンドを繰り返すという悪循環に陥ります。体重計の数値だけに囚われるダイエットの限界を痛感したことが、彼女の身体づくりを根底から変える大きな転換点となりました。
20代後半、彼女は「食べないで痩せる」方針を完全に捨て去り、「正しく食べて、正しく鍛える」道を選択します。この強い危機感と明確なダイエット理由こそが、現在のブレないストイックなボディメイクの原動力となっています。