毎分60トンもの湧水量を誇る白川水源。阿蘇くじゅう国立公園の豊かな自然に抱かれたこの水源地は、かつて熊本藩主の細川忠興がその清冽な水に感銘を受け、自ら保存を命じたという歴史的背景を持つ。木漏れ日が揺れる水面を見つめていると、吸い込まれそうなほどの透明度に息をのむ。
その湧水地のすぐそばで異彩を放つ白川水源水晶館。店内に入ると、ブラジル産のアメジストドームやヒマラヤ水晶の巨大クラスター、繊細にカットされたペンダントトップまで、圧倒的な物量が整然と並ぶ。湧水で浄化された心地よい空間の中で鉱物を眺める体験は、都市部の宝石店では絶対に味わえない格別の情緒がある。