2026年の壁面装飾を語る上で欠かせないのが、素材の進化と「光・風」の設計だ。従来の画用紙一辺倒から脱却し、トレーシングペーパー、オーロラフィルム、さらにはサステナブルな再生プラスチックシートなどを組み合わせる事例が急増している。
太陽光が差し込む窓際の壁面にオーロラフィルムで作ったシロップを重ねると、時間帯によって壁に映る影の色が七変化する。エアコンの微風を受けて揺れるモビール型のかき氷飾りも人気だ。静止した「絵」ではなく、空間の光や空気の動きと連動する「動的なアート」へと進化を遂げたことで、壁面は部屋全体の雰囲気を支配するアンビエントな存在感を放つようになった。