千葉最大の巨大前方後円墳「内裏塚古墳」の謎|古代房総の覇者とヤマト政権の密約に迫る

千葉最大の巨大前方後円墳「内裏塚古墳」の謎|古代房総の覇者とヤマト政権の密約に迫る

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内裏塚古墳を訪れた者が誰しも驚嘆するのが、その特異なロケーションです。江戸時代、この地には保科家(会津藩主・保科正之の弟である保科正貞を祖とする家系)が治める飯野藩の「飯野陣屋跡」が置かれました。

陣屋を建設する際、武士たちは古墳の墳丘を壊すことなく巧みに取り込み、周囲に張り巡らせた堀や土塁の一部として活用しました。そのため現地では、5世紀の古代豪族の墳丘と、江戸時代の近世城郭陣屋の土塁・水堀が完璧に融合した全国でも極めて珍しい景観を目撃できます。

【見学アクセスとおすすめの散策ルート】

公共交通機関を利用する場合、JR内房線「青堀(あおほり)駅」が玄関口となります。駅改札を出て南東方面へ徒歩約15〜20分ほど平坦な住宅街を歩くと、突如として緑豊かな木々に覆われた内裏塚古墳の巨大な森が現れます。車で訪れる場合は、館山自動車道「木更津南IC」または「富津中央IC」から約15分です。

現地は遊歩道が整備されており、墳丘の裾野を歩きながらその巨大な二段築成の段差を間近に観察できます。また、車で10分ほどの距離にある「富津市埋蔵文化財センター」に立ち寄れば、周辺古墳群からの出土品や詳細なパネル解説を閲覧でき、理解が何倍にも深まります。

佐藤 大輔
著者

佐藤 大輔

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