2026年の食トレンドを象徴するのが「クラフト痺辛(シビカラ)」の台頭だ。従来の激辛ブームが一巡し、今人々が求めているのは、花椒のフレッシュな痺れ(麻)と厳選された素材の調和である。十三の各店では、四川省から直輸入した最高級の和漢スパイスや、和歌山産の上質なブドウ山椒をブレンドするなど、香りと痺れの質を極限まで高めている。
この刺激的な体験は、SNS時代のフードトラベラーたちをも魅了している。丼から立ち上る鮮やかなスパイスの香りと、色鮮やかな自家製辣油のグラデーションは実にフォトジェニックだ。連日、スマートフォンのカメラを向ける海外からの観光客の姿が見られ、十三の担々麺は国際的な人気コンテンツへと成長を遂げた。