さらに、若年層を中心に「結婚禁止」のイメージを決定づけているのが芸能界の特殊な環境だ。K-POP・エンターテインメント産業においては、ファンダム構造とアーティストのブランディングが極めて密接に結びついている。
業界のトップを走るHYBEをはじめとする大手プロダクションでは、デビュー後の一定期間、ファンとの関係性やグループ活動への集中を守るため、プライベートの管理が徹底される場合が多い。契約書上の直接的な婚約禁止という形ではなくとも、ファン感情やイメージ管理の観点から恋愛や婚姻が極めて慎重に扱われるのが実情だ。
海外のファンやメディアがこうした業界特有の事情を報じる際、「韓国のアイドルは恋愛や結婚が禁じられている」とセンセーショナルに解釈され、結果として国全体の事情であるかのように拡大解釈されるケースが後を絶たない。