2026年、足掛け数年に及んだ三宮駅周辺の再開発プロジェクトが大きな節目を迎えた。巨大な歩行者デッキが街を繋ぎ、老朽化したビル群は最先端の環境配慮型複合ビルへと生まれ変わった。かつての「どこか懐かしい港町」のイメージは、先進的なビジネスハブとしての顔へとアップデートされている。
新しく誕生したイノベーション拠点には、首都圏の大手IT企業やスタートアップが相次いで関西拠点を設立。ここで働く30代・40代は、従来型の地方転勤族とは一線を画す。自らの意志で拠点を選び、新しいビジネスのタネを蒔く独立心旺盛な層だ。都市の整備が、人の意識を確実に変えている。