近年のグラビア市場を大きく牽引しているのが、グラビアアイドル専業ではない異業種からの参入です。それぞれのジャンルでグラビアに臨む動機と市場のニーズには明確な特色が見られます。
局アナからフリーへ転身したアナウンサー陣は、活動の場を広げる名刺代わりに大手週刊誌のグラビアを飾るケースが定着しました。女子アナのグラビア掲載誌一覧を俯瞰すると、『週刊ポスト』『週刊現代』『FRIDAY』『FLASH』といった主要誌がこぞって巻頭グラビアに起用しており、知性と美貌のギャップが中高年層から若年層まで幅広い支持を集めています。
また、アニメ文化のメインストリーム化に伴い、声優によるグラビア水着ショットや写真集リリースは日常的な光景となりました。声のみの演技にとどまらず、ライブ活動やメディア露出が前提となった昨今、ビジュアル面での魅力を開花させることはファン層の拡大に直結しています。さらに、グループ卒業後の元アイドルによるグラビア復帰の理由としては、ソロタレントとしての再スタートを印象づけ、既存ファンへのアピールと新規読者の獲得を同時に成し遂げるための強力な一手として機能しています。人気タレントが水着グラビアへ至る経緯には、自身のポジションを再定義するための戦略的判断が働いています。