オムニバスは、東京ディズニーランドが開園した1983年4月15日のグランドオープニング当初から存在する由緒あるアトラクションです。その起源は、20世紀初頭にアメリカやヨーロッパの主要都市で活躍していた二階建ての乗り合いバスにあります。
創設者ウォルト・ディズニーは、カリフォルニアのディズニーランドを設計する際、メインストリートUSAを走るヴィンテージビークルを通じて「古き良きアメリカの情緒」をゲストに体感させたいと考えました。そのスピリットを受け継いだ東京のオムニバスも、ノスタルジックな真鍮の装飾、木目調の内装、クラシカルな車体カラーが見事に再現されています。
スリルを追求した最新鋭のライドが続々と導入される現代においても、あえてゆっくりとパークの景観そのものを鑑賞するオムニバスは、ディズニーランドが大切にし続ける「テーマパークの原風景」を今に伝える貴重なレガシーといえます。