昼の情報番組や数々のバラエティ番組で牙を剥いてきた坂上忍もまた、世論の評価が大きく割れる人物の筆頭だ。忖度のない歯に衣着せぬ言い回しは、スカッとさせる爽快感を与える一方で、時に「高圧的だ」「配慮に欠ける」といった強い拒絶反応を引き起こす。
彼に対する視聴者の拒絶反応は、時代の空気感の変化と密接にリンクしている。コンプライアンスやハラスメントに対する世間の目が厳しくなった現在、強気なMCスタイルは刃のように映る。しかし、毒舌の裏にある冷徹な状況分析や、番組を破綻させない計算された仕切り能力を評価する声も根強い。嫌われ役を自覚しながらポジションを全うするプロ意識が、彼のタレント生命を支えている。