実際にしりとりの現場で「ん」返しの裏ワザを繰り出した経験者たちの証言を検証すると、現場特有の生々しい人間模様が浮かび上がってくる。大手コミュニティサイトやSNSでの報告事例を分析すると、成功体験と同時に手痛い反発を招いた事例が多数報告されている。
「友人同士の飲み会で相手が『うどん』と言って油断した瞬間、『ンデベレ語!』と即答した。スマホで即座にググられ、実在の公用語だと判明した時はその場が大爆笑に包まれ、一気にヒーローになれた」(20代・IT企業勤務男性の手記より)
一方で、このような苦い失敗談も少なくない。
「親戚の小学生と本気でしりとりをしていた際、追い詰められて『ンデレ』と返したら、子供が『そんなのずるい!嘘つき!』と泣き出してしまい、親戚中から冷ややかな視線を浴びる羽目になった。正しさよりも空気感を読むべきだった」(30代・公務員男性の告白より)
これらのリアルな体験談が物語っているのは、言葉遊びにおける「勝敗の正当性」はルールの厳密さだけで決まるのではないという事実だ。相手との関係性やゲームの前提条件を読み誤ると、単なる「屁理屈をこねる面倒な人」という烙印を押されかねない。