鉄道が生き残るための絶対条件は、沿線住民から選ばれ続けることだ。近年進められてきた新駅設置と駅周辺の宅地開発は、その好例と言える。
駅ができることで周辺に住宅や商業施設が集まり、新たな乗車需要が生まれる。さらに、スマートフォンひとつで列車から路線バス、シェアサイクルまでシームレスに決済・利用できる地域MaaSの導入が進んだ。ICカードの普及とタッチ決済の拡大は、旅行者だけでなく高齢者や学生の利便性を劇的に改善させた。車社会と言われる富山において、「車を手放しても快適に暮らせる沿線環境」を着実に作り上げている。