かつて社会現象を呼んだ『勇者ヨシヒコシリーズ』で見せた、どこか抜けた愛くるしい勇者像を記憶しているファンも多いだろう。当時のまっさらな素顔に近いビジュアルと、現在の深みある髭スタイルを比較すると、彼が歩んできたキャリアの変遷がくっきりと浮かび上がる。
シュールなコメディの世界観で培われた圧倒的な間と表情筋の動き。そこにワイルドな髭という武器が加わったことで、彼は「コミカルさ」と「狂気」を同居させられる唯一無二のポジションを確立したのだ。顔の印象を劇的に変えるフェイスヘアは、彼の演技の振れ幅を無限大に広げる触媒となった。