大学選びの潮目が変わっている。かつての知名度や立地だけに頼る進路選択は過去のものとなり、いま受験生が求めるのは「4年間で何が身につくのか」という冷徹な実利だ。その点において、文教大学越谷キャンパスが放つ求心力は際立っている。
近年のキャンパス機能の見直しとカリキュラム刷新を経て、現在の越谷は教育学部、人間科学部、文学部の3学部体制として強固な個性を放つ。大手予備校の最新入試データを見ても、看板である教育学部の難易度は首都圏私大の教育系でトップクラスを維持。共通テスト利用入試でも高得点率が要求される激戦が続く。
一方で、心理学や社会福祉、臨床心理などの領域で高い評価を得てきた人間科学部も堅調だ。現代社会が抱えるメンタルヘルスやコミュニティ再生の課題と直結する学びが、探究学習を重視する現役高校生の関心を強く惹きつけている。単なる資格取得にとどまらない深い学問的探究が、偏差値の安定という形で結実している。