インターネット上の掲示板やSNSでは、昔ながらの工業都市イメージから「尼崎は治安が不安」「夜の一人歩きは危険ではないか」といったステレオタイプな書き込みが散見されます。しかし、公的データと現在の現地状況を照らし合わせると、実態との間には明らかな乖離が見られます。
兵庫県警察の犯罪統計データによると、尼崎市内の刑法犯認知件数は2000年代初頭のピーク時から大幅に減少を続けています。尼崎市と商店街組合が主導した防犯カメラの一斉増設や街頭照明のLED化、民間警備員による定期巡回が実を結び、体感治安は大きく向上しました。昼間は買い物かごを手にした地元住民やベビーカーを押すファミリー層、制服姿の学生で賑わい、明るく健全な下町の日常が広がっています。
混雑状況に関しては、平日の夕方(16:00〜18:30)と土日祝日の昼時(11:30〜15:00)に人出のピークを迎えます。特にタイガースが好調な週末や特売日は通路がすれ違う人で埋め尽くされるほどの熱気を見せますが、マナーの悪化によるトラブルは極めて稀です。夜間(20時以降)は多くの個人商店がシャッターを下ろすため人通りが落ち着きますが、大通りであるアーケード内は街灯が十分に確保されており、過度な不安を抱く必要はありません。