ニホントカゲは完全な肉食性(昆虫食)であり、動く獲物に強く反応します。主食となるのは小型のヨーロッパイエコオロギやフタホシコオロギ、補助食としてのミルワームやワラジムシ、レッドローチなどです。近年は人工飼料(ゲル状フードやペレット)に餌付く個体も報告されていますが、導入初期や幼体期は生きた昆虫を与えるのが基本となります。
特にニホントカゲの幼体の育て方では、餌のサイズ選定が生命を左右します。頭部の幅よりも大きなコオロギを与えると、喉に詰まらせて窒息死するか、消化器を痛めて命を落とします。幼体期には「ピンヘッド」と呼ばれる孵化直後の極小コオロギや、SSサイズの生き餌を1日に1〜2回、食べきれる量こまめに給餌します。
また、昆虫単体ではカルシウムが著しく不足するため、給餌のたびにカルシウムパウダー(室内飼育ではビタミンD3添加タイプ)を生き餌にまぶす「ダスティング」を徹底してください。成体に対しては2〜3日に1回、腹八分目を目安に給餌し、肥満と消化不良を防ぐサイクルを作ります。