選手たちにとっての現実的なターゲット、それは「南九州地区高等学校対校陸上競技大会」への進出ラインである各種目上位6名(一部種目を除く)の枠だ。県大会で表彰台に登ることだけが目的ではない。次のステージへ生き残るための戦いは、時に1位争い以上に熾烈を極める。
6位と7位を隔てる見えない壁。0秒01の差、あるいは1センチの距離が生死を分ける。準決勝から決勝にかけての消耗戦の中、いかに冷静にレース展開を読み、勝負所を見極めるか。プレッシャーに押しつぶされそうな極限状態の中で発揮されるアスリートたちの底力が、数々の劇的な逆転劇を生み出している。