記録会。それは順位のみを競う選手権大会とは一線を画す。選手個人がタイムや距離という「絶対的な数字」と向き合う孤高の戦場だ。
仙台大記録会が東北地方の陸上界において極めて重要な意味を持つ理由は、その絶妙な開催タイミングとハイレベルな競技環境にある。宮城県内はもちろん、福島、山形、岩手、青森、秋田の各県からトップクラスの選手が続々と参戦する。高校生にとってはインターハイ地区予選に向けた前哨戦であり、大学生にとっては全日本インカレの標準記録を破るための絶好の好機となる。
「このグラウンドで出した記録が、全国への扉を開く」。指導者や選手たちの間では、仙台大のトラックに対する確固たる信頼が存在している。