韓国語で「お腹が空いた」を意味する基本動詞・形容詞の原形は「배고프다(ペゴプダ)」です。これは「お腹」を意味する名詞「배(ペ)」と、「空いている・ひもじい」を意味する形容詞「고프다(コプダ)」が結合した複合語です。日本語と同様に、相手との関係性や場面によって語尾を変化させます。
最も広く知られている「배고파(ペゴパ)」は、友人や年下、非常に親しい間柄に対して使う「パンマル(タメ口)」です。カタカナ表記では「ペゴパ」と書かれますが、発音のポイントは最初の「ペ」を息を強く吐き出さずに平音として発声し、語末の「パ」に向かって自然に口を開く点にあります。
一方、大人の日常会話や旅行先で店員と話す際、あるいは少し距離のある年上と会話する際には、丁寧語である「ヘヨ体」の「배고파요(ペゴパヨ)」を用います。末尾に「요(ヨ)」を添えるだけで「お腹が空きました」「お腹空いたんです」という柔らかく礼儀正しい表現になります。
さらに、ビジネスシーンや公の発表、軍隊、年配者に対する改まった場面では、「ハムニダ体」の「배고픕니다(ペゴプムニダ)」が適しています。韓国の言語空間では、この敬語レベルの選択が相手への敬意を示すバロメーターとなります。