ノルウェー王室マリウス逮捕の全貌!暴行疑惑と母の沈黙、現在の真相

ノルウェー王室マリウス逮捕の全貌!暴行疑惑と母の沈黙、現在の真相

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マリウス氏が抱える問題の根底を理解するためには、彼の特異な経歴と家族環境に目を向ける必要があります。マリウス氏は1997年、メッテ=マリット皇太子妃がホーコン王太子と結婚する前に、当時のパートナーであった実父モルテン・ボルグとの間に生まれました。モルテン氏には過去に暴力や麻薬関連での有罪判決歴があり、2001年にメッテ=マリット氏がホーコン王太子と結婚した際、「シングルマザーであり、過去に薬物カルチャーに関わっていた女性が未来の王妃になる」として国論を二分する議論が巻き起こりました。

当時、ホーコン王太子とメッテ=マリット妃は記者会見で過去の過ちを涙ながらに率直に告白し、その誠実さによって国民の熱狂的な支持を勝ち取りました。そして幼いマリウス氏は、王位継承権こそ持たないものの、国王夫妻や国民から「王室の小さな王子」のように温かく迎え入れられたのです。

しかし、成長とともにその境界線は曖昧になっていきました。20歳を迎えた2017年、王室は「マリウスは公的な役割を担わず、民間人として私生活を送る」と公式に宣言。王室の公式ウェブサイトからも彼の単独プロフィールが削除されました。

ところが実態は、王室の威光や人脈をフルに活用した華麗なセレブ生活が続いていました。外交官パスポートを所持して特別待遇で海外を行き来し、公邸敷地内の邸宅に居住しながら、夜な夜な取り巻きや裏社会に近い人脈とパーティーに明け暮れていた実態が報じられています。「公務の義務は負わないが、王室の特権と庇護だけは享受する」という極めて不健全なグレーゾーンが、彼の中で強烈な免責感と特権意識を肥大化させてしまったと言わざるを得ません。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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