野田文信氏は、多数の専門書や翻訳書の執筆・監修を手がけており、それらは精神科医や臨床心理士、ソーシャルワーカーの必読書として読み継がれています。
主な著書・監修書には、多文化間メンタルヘルスの基礎から実践までを網羅した学術書や、異文化ストレスに対処するための実践的アプローチを解説した専門書が並びます。海外の優れた精神医学テキストの翻訳・監訳も多数担当し、欧米の最新サイコセラピーやトラウマ治療理論を日本へいち早く紹介しました。
野田氏の著述の特徴は、学術的な厳密さを保ちながらも、人間に対する深い温かみと臨床現場の実感が込められている点にあります。専門家のみならず、異文化支援や国際交流に携わる実務家にとっても貴重な指針となっています。