フィクションの世界において、この「知性の顔立ち」を完璧に体現しているのが名優たちの存在だ。たとえば『ガリレオ』シリーズで天才物理学者を演じた福山雅治は、澄み切った目元と鋭いフェイスラインで視聴者を魅了した。理路整然とした思考プロセスが、そのまま彼の容姿のシャープさに投影されていたと言っても過言ではない。
海外に目を向けると、『SHERLOCK/シャーロック』で一躍世界的なスターとなったベネディクト・カンバーバッチの存在感が際立つ。独特の長い面長な輪郭と、奥深く観察するような強い眼差しは、異常なまでのIQを持つ変人探偵の説得力を補強していた。両者に共通するのは、冷徹なまでの観察眼を想起させる「視線」と「引き締まった口元」の佇まいである。