インターネットテレビのニュース番組『ABEMA Prime』などでは、若者の性行動や恋愛離れ、過激な恋愛観を巡る議論がしばしば取り上げられ、SNS上で大きな反響を呼ぶ。画面上で語られる刺激的なエピソードや極端な当事者の証言は、視聴者の強い興味を引く一方で、「世間の大半が過剰に奔放である」あるいは「完全に冷え切っている」という過度なステレオタイプを植え付けるリスクも孕む。
こうした状況下で求められるのが、事実と客観データに基づく社会調査・意識統計ジャーナリズムの視点だ。メディアが提示するインフルエンサーの声や局所的なバズに惑わされず、無作為抽出や大規模統計が示す「サイレントマジョリティ」の実情を冷静に見つめ直すことが、現代のメディアリテラシーにおいて不可欠となっている。