エヴァ・グリーンが映画界に放った衝撃の原点は、名匠ベルナルド・ベルトルッチ監督に見出された長編デビュー作『ドリーマーズ』(2003年)です。パリの五月革命前夜を舞台に、双子の弟とアメリカ人留学生との危険で甘美な関係に身を投じる少女イザベル役を大胆不敵に演じ、「息をのむほど美しい新星」として世界に鮮烈な印象を与えました。
その後もエバ・グリーンの出演映画は挑戦的なラインナップが続きます。リドリー・スコット監督の『キングダム・オブ・ヘブン』で知的な王女を演じたほか、ロバート・ロドリゲス監督の『シン・シティ 復讐の女神』では究極の悪女として圧倒的なカリスマ性を発揮しました。また、ティム・バートン監督の『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』『ダンボ』では、ダークファンタジーのミューズとして観客を魅了しています。
さらにテレビ界でも、主演ドラマ『ペニー・ドレッドフル 〜ナイトメア 血塗られた秘密〜』で霊媒師ヴァネッサ・アイヴス役を熱演。鬼気迫る憑依演技はゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネートをはじめ絶賛を浴び、映画ファンのみならずドラマ愛好者の間でも彼女の代表作として深く記憶されています。