楽曲『ひき肉にしてやんよ』の魅力は、一度聴いたら頭から離れないエキセントリックな歌詞の構成にあります。タイトルのインパクトそのままに、相手を容赦なくミンチ肉にしてしまうかのような物騒なフレーズが連発される一方で、どこかシュールでユーモラスなリズム感が貫かれています。
ただグロテスクな描写を並べるのではなく、恋心や執着、あるいは理不尽な怒りをコミカルに昇華させたリリックは、当時の動画クリエイターたちの創作意欲を激しく刺激しました。手描きアニメーションをつけた二次創作動画や「歌ってみた」「踊ってみた」の派生作品がニコニコ動画内で大量に作られ、プラットフォーム全体を巻き込む一大ムーブメントへと発展していったのです。