長年にわたり制作されたスタッフサービスのCMの中でも、視聴者の腹筋を崩壊させた面白いシリーズは枚挙にいとまがありません。描かれるエピソードは、バブル崩壊後の日本企業にはびこっていた理不尽な上下関係や、形骸化した社内ルールが元ネタになっています。
書類の山に巨大なハンコを叩きつける「ハンコ篇」、エレベーター内で派閥の上司にペコペコとお辞儀合戦を繰り広げる「派閥篇」、お茶汲みで茶柱が立っただけで無駄に大騒ぎする「茶柱篇」など、誰もが一度は職場で感じたことのある違和感を極端にデフォルメした傑作ばかりです。「自分の職場もまさにこれだ」という共感と、「ここまで酷くはないけれど笑える」という客観的なおかしさが絶妙にブレンドされ、社会現象とも呼べるブームを巻き起こしました。