ネット上には「お湯割りなら体を冷やさないから生理中でも飲んで平気」「低アルコールのチューハイなら経血量に影響しない」といった根拠のない俗説が散見されますが、これらは全て誤解です。
飲料自体の温度が温かくても、アルコール成分が体内で代謝される過程で生じる利尿作用とアセトアルデヒドの血管収縮作用は変わりません。また、度数が低い酒類であっても、摂取した総純アルコール量に応じて肝臓と子宮への負荷は等しく発生します。
特に危険な盲点が「お酒を飲んで寝れば生理痛を忘れられる」という考え方です。アルコールは睡眠段階のレム睡眠を阻害し、中途覚醒を誘発します。睡眠が浅くなることで痛みの閾値(痛みを感じる限界値)が低下し、夜中に激痛で目が覚めるという悪循環に陥るのです。