身体の不調を感じた際、痛む場所が「右か左か」によって疑われる臓器は大きく異なります。左右対称に見える人間の身体ですが、内部の臓器は驚くほど左右非対称に配置されています。
左右どちらに何があるかを把握しておくと、日常の体調管理や医師への症状説明が格段にスムーズになります。
【右側に位置する主な臓器】
・肝臓:右上腹部の大半を占める巨大な臓器。
・胆嚢(たんのう):肝臓の下面に張り付いている小さな袋状の器官。
・虫垂(盲腸の先端):右下腹部に位置し、いわゆる「盲腸炎」で激痛が走る部位。
・上行結腸:大腸の始まり部分で、右下腹部から右上腹部へ向かって伸びています。
【左側に位置する主な臓器】
・胃:みぞおちから左上腹部にかけて広がる袋状の消化器官。
・脾臓(ひぞう):胃の左後ろ、左肋骨の奥に隠れている免疫器官。
・下行結腸〜S状結腸:左側を下行して直腸へと続く大腸の後半部分。
・心臓(大部分):胸の中央に位置しますが、先端(心尖部)が左胸側を向いています。
なお、腎臓と肺は左右両側に1対ずつ存在します。ただし、右側の腎臓は上にある大きな肝臓に押されているため、左側の腎臓よりも約1〜2cm低い位置に配置されているのも興味深い人体のギミックです。