この騒動において、世間の注目を一身に集めたのが柴田英嗣の振る舞いだった。元妻の不倫相手が自身の知人であったという常軌を逸した状況でありながら、柴田は取り乱すことなく、メディアの前で終始落ち着いたトーンを崩さなかった。
「生まれてくる子供には何の罪もない」――。柴田が発したこの一言は、ワイドショーのコメンテーターや視聴者から「大人の対応」「神対応」と称賛された。後にABEMAのバラエティ番組やトーク番組で当時の心境を語った際も、自虐を交えつつ加藤や元妻を過剰に攻撃することは避けていた。しかし、プロダクション人力舎の近しい関係者によれば、その胸中は決して穏やかではなかったという。自身の過去のスキャンダルによる休養期間を経てようやく足場を固め直していた時期だっただけに、再びプライベートのトラブルで世間の好奇の目に晒されるストレスは想像を絶するものだった。