オメガバースの世界において、3つの属性は単なる体質の違いにとどまらず、しばしば社会的な階級やステータスとして描かれます。各属性が持つ基本的な役割と立ち位置は以下の通りです。
◆ α(アルファ):頂点に君臨する優秀な支配階層
人口の数パーセントしか存在しないエリート層。優れた知能や身体能力、強いカリスマ性を持ち、社会の指導者やリーダーシップを発揮する立場に就くことが多く描かれます。Ωを引き寄せる強力なフェロモンを放ち、強い生殖能力を備えています。
◆ β(ベータ):社会の大多数を占める一般人
全人口の7〜8割を占める最も一般的な層。現実世界の人間とほぼ同じ身体構造で、フェロモンの影響をほとんど受けず、男性が妊娠することもありません。特殊な本能に振り回されない平穏な生き方ができる反面、αのような突出した才能を持たない「普通の人々」として描写されます。
◆ Ω(オメガ):生殖を担う希少な存在と社会的弱者
αと同様に人口比率が非常に低い階層。男女を問わず子どもを宿す能力(子宮に類する生殖器官)を持ちます。定期的に強いフェロモンを放出する「発情期」があるため、過去の歴史や多くの作品世界では被差別階級として虐げられたり、保護の対象として自由を制限されたりする背景を背負う傾向があります。