アメリカでの本格的なレコーディングに舵を切り、世界水準の音像を叩きつけたアルバム『35xxxv』。日本国内のA-Sketchから放たれた本作は、海外の名門レーベルFueled by Ramenとの契約を経て世界版として再解釈された。重厚なギターリフとエレクトロニクスの融合は、当時のオルタナティヴ・ロックシーンにおいても極めて強い異彩を放っていた。
作品のラストに配置されたFight the Nightは、激動のアメリカ滞在制作を締めくくる感情のエピローグだ。アグレッシブなトラックが立ち並ぶ作品群の中で、極限まで削ぎ落とされた静寂から始まるこの曲は、スタジオの張り詰めた空気をそのままパッケージングしている。