2005年11月、ドラマ主題歌として大ヒットを記録したシングル『修羅場』。その裏側に静かに置かれたのが『落日』だった。劇的な旋律と鮮烈なデジタルサウンドが前面に出たA面に対し、B面の『落日』は削ぎ落とされた生楽器の響きで圧倒的なコントラストを描き出した。
その後、2ndアルバム『大人(アダルト)』の初回限定盤や関連作品にも別バージョンや映像として刻まれ、単なるカップリングの域を脱していく。ユニバーサルミュージックからリリースされた音源群の中でも、ファンの間で「最も情感が揺さぶられる隠れた最高傑作」として位置づけられてきたのには明白な理由がある。