本作を最高傑作へと押し上げたのは、主演俳優による圧巻の一人二役と、緊迫した相関図を支える名優たちの演技合戦です。
映画版で主演を務めたイ・ビョンホンは、冷徹な君主の威厳と、庶民的な道化師のコミカルさを熟練の表現力で描き分けました。対するドラマ版のヨ・ジングは、当時20代前半とは思えない狂気と色気を放つイ・ホンと、涙もろく正義感あふれるハソンを見事に演じ分け、韓国現地メディアでも「キャリア最高の名演」と絶賛を浴びました。
ドラマ版の相関図を彩る共演陣も豪華を極めています。ハソンと切ないロマンスを紡ぐ王妃ソウン役のイ・セヨンは、透明感あふれる佇まいで視聴者を魅了。王の忠臣でありながら自ら手を血に染める都承旨イ・ギュ役のキム・サンギョンは、鬼気迫る重厚な存在感を放ちました。さらに、映画版とドラマ版の両作品で内官(チョ内官)役を務めた名脇役チャン・グァンの温かなサポートも見逃せません。