クリエイタープラットフォームを運営するピクシブ株式会社の検索データや投稿動向を分析すると、毎年8月後半から10月にかけて「トンボ」に関連するワードの検索数が急増する。そのなかでも特に突出した描画モチーフとなっているのが「アキアカネ」だ。
Pixivに投稿される無数の作品において、アキアカネはその鮮烈な赤と季節の移ろいを象徴するアイコンとして機能している。デジタルイラスト業界全体でノスタルジックなレトロテイストやエモさを求める傾倒が強まるなか、赤とんぼの差し色は画面全体を締め、見る者の郷愁を誘う強力なカラーパレットとして重宝されている。