楽曲タイトルである「Part of me」を直訳すると「私の一部」「私の分身」という意味を持ちます。日常会話では「自分の中に潜む一面」や「切り離すことのできない過去の記憶」を指す表現としても用いられます。
多くのリスナーがこの楽曲に触れた瞬間に心を激しく揺さぶられ涙を流す最大の理由は、「誰にも見せられない惨めな自分」や「愛されたいのに他者を拒絶してしまう孤独」という、人間誰しもが抱える本質的な脆さを肯定も否定もせず、そのまま抱きしめている点にあります。
一般的な応援歌のように「明日は良くなる」「前を向こう」といった安易なポジティビティを押し付けることは一切ありません。大森元貴が紡ぐ歌詞は、息が詰まるような自己嫌悪と、それでも他者と繋がっていたいと願う微かな祈りの間を激しく揺れ動きます。その剥き出しの感情吐露が、聴き手の心の奥底に封じ込めていた痛みに直接届くことで、強烈なカタルシスと涙をもたらします。