オリオン座と北斗七星は、古代の星座 ギリシャ神話 由来においても非常にドラマチックな物語で結ばれています。
オリオン座のモデルとなった狩人オリオンは、類まれな美貌と腕前を持ちながらも「自分に倒せない獣はいない」と傲慢な言葉を口にしたため、怒った大地の女神ガイア(またはヘラ)が放った大サソリに足を刺されて命を落としました。そのため、天に昇ってオリオン座となった今でもサソリを恐れ、さそり座が東の空から昇ってくるとオリオン座は西の地平線へと逃げるように沈んでいくと言われています。
一方、北斗七星を含むおおぐま座は、大神ゼウスの愛を受けながらも最高女神ヘラの嫉妬によって熊の姿に変えられてしまった美しいニンフ、カリストの化身です。カリストは後に我が子アルカス(こぐま座)と知らずに森で遭遇し、危うく射殺されそうになったところをゼウスによって天へと引き上げられました。しかしヘラの怒りは収まらず、海の神ポセイドンに頼んで「大熊と小熊が海(地平線下)で休むこと」を禁じさせたため、北斗七星は沈むことなく北の空を巡り続ける運命を背負わされたと伝えられています。