則本昂大のメジャー挑戦消滅の真相!7年契約の裏と抑え転向の決断

則本昂大のメジャー挑戦消滅の真相!7年契約の裏と抑え転向の決断

則本昂大のメジャー挑戦消滅の真相!7年契約の裏と抑え転向の決断にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。

「則本昂大は本当にメジャーで通用したのか」という問いは、データ分析の観点からも興味深いテーマです。全盛期の則本は最速158km/hのストレートと、鋭く落ちるフォーク、さらにスライダーとチェンジアップを操り、NPBの並み居る強打者をねじ伏せてきました。

当時、現場を訪れていたMLB球団のアジア担当スカウトたちのレポートでは、以下のような査定が下されていました。

  • 高く評価された点:カウント球にも決め球にも使えるフォークボールの落差と、打者の手元で鋭く曲がるスライダー。走者を背負ってからのギアの上げ方は、メジャーのハイレバレッジ(高難度局面)リリーバーに匹敵する。
  • 懸念された点:ストレートの「ホップ成分(スピン軸と垂直変化量)」がメジャーの先発としてはややフラットで、被本塁打のリスクが高い点。さらに、178cmというメジャー基準では小柄な体躯による耐久性の不安。

同時代に海を渡った田中将大や千賀滉大、山本由伸といった投手たちと比較すると、則本の投球スタイルは「フライボールピッチャー」の傾向が強く、メジャー特有の反発力の高いボールと狭いスタジアムでは一発を浴びやすいと警戒されていました。つまり、先発ローテーションの柱として大型契約を結ぶにはハードルが高く、「セットアッパーやクローザーなら通用する」というのが現地のシビアな見立てだったのです。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。