印照才子の最大の見せ場といえば、雄英高校屈指の頭脳派である八百万百、蛙吹梅雨、耳郎響香、障子目蔵の4人を閉鎖空間に追い込んだ知略バトルです。
聖愛学院のメンバーは、寒冷地帯のビル内に雄英チームを誘い込み、換気ダクトを封鎖した上でエアコンにより室温を急激に低下させました。これは蛙吹梅雨の「冬眠してしまう生理的弱点」を的確に突いた冷酷なトラップであり、さらに耳郎の音波攻撃や障子の索敵能力を無力化する素材で部屋を固めるなど、完璧な包囲網を築き上げます。
しかし、この絶体絶命の窮地を救ったのが八百万百の機転でした。八百万は自身の個性を限界まで使い、仲間を守るための防寒具だけでなく、強力なスピーカーとアンプを創造。印照才子たちが部屋へ突入してきた瞬間、耳郎の大音量音波攻撃をスピーカー越しに全方位へ炸裂させ、聖愛学院チームの聴覚と平衡感覚を一気に奪って形勢を大逆転させました。
「仲間を信じて自らを犠牲にする」という八百万の論理を超えた決断と絆の強さを見誤ったことが、印照才子の唯一にして最大の敗因となりました。