法的処分が不起訴で決着したとはいえ、芸能活動における代償は壊滅的な規模に達しました。当時、小出氏は主演級俳優としてスケジュールが数年先まで埋まっており、報道が直撃した作品の関係各所は前代未聞の対応に追われることとなりました。
最も深刻な影響を受けたのが、NHKで放送直前だった主演ドラマ『神様からひと言〜なにわ お客様相談室物語〜』の放送中止(無期限延期)です。全6話が完成していたにもかかわらず、初回放送のわずか数日前にスキャンダルが発覚したため、お蔵入りを余儀なくされました。
さらに、明石家さんま氏が企画・プロデュースを手掛けたNetflixオリジナルドラマ『Jimmy〜アホみたいなホンマの話〜』では、さんま役として主演していた小出氏の全編降板が決定。代役として玉山鉄二氏を起用し、巨額の追加予算を投じてほぼ全編の再撮影が行われるという異例の事態に発展しました。
広告代理店関係者の試算によると、CM契約の解除金、ドラマの撮り直し費用、公開待機中だった映画の損害賠償などを合算した違約金総額は5億円から10億円規模に上ったとされています。2018年6月には、長年所属した大手事務所アミューズとの専属契約が満了に伴い終了。事実上の芸能界追放状態となり、華やかな表舞台から完全に姿を消すこととなりました。