歴代仮面ライダーの強さ議論において、ディケイドが常に最上位候補として挙げられる理由は、その変幻自在な戦闘システムにあります。専用の変身ベルト「ディケイドライバー」にライダーカードを装填することで、クウガからキバまでの歴代平成ライダーへ自由に姿を変える「カメンライド」が可能となります。
変身するだけでなく、「アタックライド」によって各ライダーの必殺技や固有能力(クロックアップやオートバジン召喚など)をノーリスクで行使し、「ファイナルフォームライド」では歴代ライダー自身を巨大な武器へと変形させてしまいます。マーク・大喜多氏によるスタイリッシュで重厚な変身ベルト音声は、カードスキャンの爽快感と相まって爆発的な玩具ヒットを記録しました。
さらに後年の客演では、ベルトがマゼンタカラーの「ネオディケイドライバー」へと劇的な進化を遂げました。これにより、Wからビルドに至る平成2期のライダーたちにまでカメンライドが可能となり、対応カード一覧の幅は異次元の領域へ到達。スピンオフ作品で披露された「コンプリートフォーム21」では、歴代最終フォームの力をカードとして全身に宿し、召喚・同時行使するという規格外のチートスペックを見せつけました。