エグジビット10の最大の仕掛けは、解雇後の進路に仕組まれた金銭的インセンティブにある。開幕前の最終カットでチームを解雇された後、その球団の傘下にあるGリーグチームと契約し、最低60日間在籍することを条件に、最大で7万5000ドル(約1100万円超)の特別ボーナスが選手に支払われる。
Gリーグの基本年俸は決して高額ではない。だからこそ、この「7.5万ドルの上乗せ」は若手選手や海外出身選手にとって喉から手が出るほど欲しい現実的な生活保障となる。球団側は僅かな投資で、自チームの戦術を叩き込んだ有望株を他球団に横取りされることなくGリーグ内にキープできるわけだ。