劇場の価値を決定づける要素の一つが音響設計です。オペラハウスとしての新国立劇場オペラパレス音響評判は、国内外の指揮者や声楽家から極めて高い評価を得ています。
オペラパレスの残響時間は満席時で約1.4秒〜1.5秒に設定されており、これは言葉の明瞭度(歌詞の聞き取りやすさ)とオーケストラの豊かな響きを両立させる世界的な標準値です。木製パネルを多用した内装と緻密に計算された側壁の角度により、音が客席全体へ均一に拡散されます。
特筆すべきは、上階席における音の飛びの良さです。ピットから立ち上がった豊かな倍音と舞台上の生声は上昇気流のように天井へと届くため、4階席であっても「歌声が痩せることなくクリアに届く」という音響的恩恵を享受できます。音の純度を純粋に楽しむという観点では、上階席は非常に優れたリスニングポイントといえます。