ベルトを締める際、最も美しく見えるポジションはピンを「中央の穴(一般的に5つ穴なら3番目の穴)」に通した状態だ。これは単なるマナーではなく、バックルと剣先(帯の先端)のバランスが最も整うよう設計されているためである。穴の位置が端に寄ってしまう場合は、カットして長さを調整するか、適切なサイズを選び直すのが鉄則だ。
また、装着する高さも重要になる。ビジネスでのスーツスタイルでは、おへそのやや下、骨盤の上が基本だ。日本メンズファッション協会なども提言するように、帯を通す向きは男性の場合「左腰から通して右へ向ける」のが世界共通のクラシック。カジュアルシーンではあえて帯を長めに垂らすアレンジも流行しているが、フォーマルでは余りすぎた剣先がだらしなさを生むため注意したい。