パニック!の名曲「アイ・ライト・シンズ」歌詞の真相とMv徹底解説

パニック!の名曲「アイ・ライト・シンズ」歌詞の真相とMv徹底解説

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『I Write Sins Not Tragedies』の評価を決定づけたのが、シェーン・ドレイク監督が手掛けたミュージックビデオ(MV)です。本作は2006年の「MTV Video Music Awards (VMA)」で見事最優秀ビデオ賞(Video of the Year)を獲得し、マドンナやレッド・ホット・チリ・ペッパーズといった大御所を退けて栄冠に輝きました。

MVの舞台は、クラシカルな結婚式場。シルクハットとタキシードを身に纏い、リングマスター(サーカス団の団長)に扮したブレンドン・ユーリーが案内役を務めます。厳粛な誓いの場に、不気味な白塗りメイクのピエロ、パントマイマー、フラフープを回す怪しげなサーカスパフォーマーたちが次々と乱入し、式場は狂乱のパレードへと変貌します。

物語のクライマックスでは、新婦が参列者の一人と密かに不貞を働いていた現場が暴かれ、激怒した新郎が教会から逃げ出します。外に出た新郎を待ち受けていたのは、なんと新郎と瓜二つの姿をしたブレンドン・ユーリーでした。この演出は、「結婚という制度に縛られた人間の欺瞞」や「誰もが内に秘めている仮面」を白日の下に晒すメタファーとして解釈されており、演劇的ロックを標榜したバンドのアイコン的映像美として語り継がれています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。