東京のエッフェル塔?東京タワーとパリの決定的な違いと歴史の真相

東京のエッフェル塔?東京タワーとパリの決定的な違いと歴史の真相

東京のエッフェル塔?東京タワーとパリの決定的な違いと歴史の真相に関する詳細情報を詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

一見すると双子のように似通って見える2つのタワーですが、建築資材、重量、そして構造力学の観点から比較すると、全くの別物であることが浮き彫りになります。

比較項目東京タワー(日本)エッフェル塔(フランス)完成年1958年(昭和33年)1889年高さ332.9m約330m(アンテナ含む)総重量約4,000トン約10,100トン主要材質高張力鋼(軟鋼・一部戦車スクラップ)錬鉄(パドル鉄)主要用途集約電波塔・観光展望施設万博記念建造物・展望施設

最も驚嘆すべき相違点は「総重量」です。エッフェル塔が約10,100トンの錬鉄を重厚に組み上げているのに対し、東京タワーはその半分以下となる約4,000トンに抑えられています。これは、地震が極めて少ないパリと、世界有数の地震国であり巨大台風の通り道でもある日本との環境差によるものです。

エッフェル塔の足元に見られる優美なアーチ構造は主に意匠的な要素が強いのに対し、東京タワーの末広がりのトラス構造は、下部へかかる応力を最小限に分散させるための純粋な力学計算から導き出された形状です。装飾を削ぎ落とし、機能性を突き詰めた末の美しさがそこにあります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。